No.33『ゼロカーボンシティ かすがい「打ち水大作戦」‼』(令和7年8月)

ページID 1037532 更新日 令和7年7月29日

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 夏の日差しが強まり暑さが一層厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、昨年8月の春日井市の最高気温は41.3℃(観測地は市役所)。昨年1年を通じて最も高い気温となりました。また、今年は6月18日に初めて愛知県に熱中症警戒アラートが発表されるなど猛暑が続いています。
 暑さを和らげるためには、暮らしの中で工夫をこらすことが必要です。その中でも特に環境に優しい涼の取り方として知られているのが、日本で古くから行われてきた「打ち水」。打ち水とは、水をまくことで周囲の温度を下げる日本古来の涼み方です。日本の風物詩で夏の季語にもなっている打ち水は、涼を得るとともに、客を招くときに家の前をほうきで掃き、最後に水をまいてお清めするといった、おもてなしの意味も持つ風習で、江戸時代には日常的に行われていたようです。

 打ち水が暑さ対策に有効な理由、それは気化熱にあります。地面に水をまくと、水が蒸発するときに地面の熱を奪い、温度が下がって涼しく感じるというものです。また、打ち水をした場所は、水蒸気によって一時的に気圧が上昇するため、周囲との気圧の差によってそよ風も発生します。ぬれた地面を通る風は爽やかに感じるものであり、風が当たると涼しく感じられるという点からも、打ち水は効果があると言えます。
 打ち水の効果を高めるポイントは、朝夕の時間帯に、風通しの良い場所で日なたより日陰で行うこと。何気ない打ち水という習慣には、昔から受け継がれてきた生活の知恵がありますね。
 
 市では、令和3年に「ゼロカーボンシティ かすがい」を宣言し、打ち水大作戦をはじめとした地球温暖化対策に取り組んでいます。
 地球に優しい「打ち水」。皆さんもぜひこの夏に試してみてはいかがでしょうか。

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