木造薬師如来立像 熊野町・密蔵院
(重要文化財 彫刻 大正3年8月25日指定)
熊野町にある医王山薬師寺密蔵院は天台宗延暦寺派の中本山で、嘉暦3年(1328)慈妙上人(じみょうしょうにん)によって開山されました。この薬師如来像は平安時代後期の作品で、頭と体部を一体の材で造り前後で割る割矧造(わりはぎづくり)で、表面は素地のまま仕上げられています。顔は丸くふっくらとし、衣文の彫りは浅く、左手には薬壺を執り、右手は施無畏印(せむいいん)を結ぶ立像で、密蔵院本尊として祀られ、秘仏とされています。
(重要文化財 彫刻 大正3年8月25日指定)
熊野町にある医王山薬師寺密蔵院は天台宗延暦寺派の中本山で、嘉暦3年(1328)慈妙上人(じみょうしょうにん)によって開山されました。この薬師如来像は平安時代後期の作品で、頭と体部を一体の材で造り前後で割る割矧造(わりはぎづくり)で、表面は素地のまま仕上げられています。顔は丸くふっくらとし、衣文の彫りは浅く、左手には薬壺を執り、右手は施無畏印(せむいいん)を結ぶ立像で、密蔵院本尊として祀られ、秘仏とされています。